ウメハラ FIGHTING GAMERS!
僕はこの時代(SNK派だったせいか)格ゲーなんてものは多分に運が絡むし、
そもそも埋め難いキャラ差もあるし、上手くても勝ち続けるなんて不可能だし、
勝っていたとしても何かしらゲームの穴を突いて強キャラでハメ殺すだけで
“○○大会優勝”だとか言われても特にスゴいと思ってはいなかったのですが、
読んで世界が変わりましたね。
ここまで本気でやっていたなら、それはもう純粋に強い人が勝ち続けますよ。
確かに運もあるだろうけど“運が良ければ勝てる”レベルに並ぶことが
そもそも普通のやり込みでは無理。
大会で勝ち続けるとかもう“ただ格ゲーの上手い人”じゃない。
自伝に漫画ならではのエンターテイメント性も加わったこのウメハラ漫画、
格ゲー好きなら読まずにはいられないですね。
このやり込みが“プロゲーマー”として報われて本当に良かったと思えます。
一点、ストリートファイターII'チャンピオンの飾太刀(太刀川)さん、
上のページでもラスボスポジでカリスマ臭を放ちまくってますが、
いくら強くてもそんな前髪で前が見えない状態で格ゲー勝てるわけないだろ!
そこばっかりは漫画とはいえ盛り過ぎだろ!
そう思うでしょ?
でも本当に当時、漫画の髪型してるんだよなぁ……
格ゲー全盛期、化物だらけの時代か。