
買った。95分中、40分くらい鼻かんでた。泣きすぎで。
原作の名エピソードをハイクオリティで映像化してるんで
面白いのも泣けるのもある意味、当たり前なのですが、
それにしても鼻をかみすぎた。
演出も音楽がベタながらなかなか良くて
シュウの最期で賛美歌のような曲がかかるのが意外性ありました。
他はやっぱりシュウ様の魂の叫びで
ケンシロウが復活するシーンでユワッシャー!
これで燃えるなという方が無理。無駄にグロくないのも良いね!
今まで映像化された北斗の拳で一番グロくないのでグロ苦手な人も安心だ。
ただ、やっぱり原作の北斗の拳が好きで
話を深く観れるからこそ泣けるっていうのはありますね。
原作の結末を知っていれば、ラオウはこんなに故国を想っていたのに
それでもケンシロウとの勝負を選んで修羅の国へは戻れずに散るんだなぁ、
だとか思いながら観れてジーンと来ます。
北斗好きは旧キャストから大幅劣化した声を脳内補完しながらでも
観ておく価値はある作品かと思います。
今にして思えば小説版の何と面白くないことか…
当時、疑問に思った違和感は(レイナは俺にとって〜とか)
見事に小説版の付け足しでしたし…
でも特典ディスクの方はもっとヤバイ!
企画のTOP対談とかトークショー映像が収録されてるんですけど、
一番能力ある武論尊先生はもう無想転生も覚えてないし!
蒼天の拳にも名前貸してるだけなのは明白でやる気なし!
原先生はお目を病んでおられるし、堀江編集長は今回の脚本総指揮で
センスが未だ昭和のままなのが白日の下に晒されてしまった。
いくら何でも少年キャラの一人称がデフォルトで“オイラ”はないぜ。
バットの“オイラ”はまぁ何とか目を瞑るとしても、
少年ラオウまでオイラオイラって… シリアスシーンなのに笑っちゃうよ!
キャスト変更もないみたいだし、
ユリア伝以降の展開も楽しもうと思ったら今回同様、
ある種の我慢をしながら自分で楽しむ作品になりそうです。
まぁそれでも泣いてしまったのだから今回は僕の負け。
面白かったと認めてやるわぁ!
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