何でも北斗の拳30周年最強最後の弾は「北斗の拳 究極版」11巻に挿入される、
いわゆるアニメで言う北斗の拳と北斗2の間を埋める完全新作エピソードらしいので、
この期に及んでまた原作北斗の拳まで集めることになりました。
ここ数日、頭痛に悩まされているため、
まだ「北斗の拳外伝 金翼のガルダ 〜南斗五車星前史〜」しか読んでいないのですが、
「第一話 南斗の名も無き戦士」で南斗神鳥拳のガルダが登場し、
「第二話 五車星が一星、風のヒューイの猛攻!!」でヒューイがボコられ、
「第三話 五車星が一星、炎のシュレンの執念!!」でヒューイとシュレンがボコられ、
「第四話 五車星が一星、海のリハクの実力!!」でリハクが敗れ、
五話で終わって全一巻という、まぁだいたいそんな物語です。
しかしこの内容が酷い。何と原作の各エピソードを切り貼りしただけなんですよ。
まずリュウガの登場シーンのリュウガをガルダに置き換え、
ジュウザにおしっこかけられる人をガルダに置き換え、
最後に対五車星&南斗の居城に攻め入るラオウを
ガルダに置き換えただけの話なんですよ。何コレ酷い、新しい話作ろうよ。
唯一良かったのはリハクが拳法で闘うシーンが見られたことですね。
基本コピペなので原作でラオウに仕掛けた罠をまんまガルダに仕掛けるんですが、
これが(案の定)回避された後にリハクが五車波岸水壁! とか言って闘うんですよ。
足で床をズラしたら水が噴射されてそれで身を隠し死角を突く拳法で、
セコいうえにトラップ仕掛けた部屋でしか使えねぇじゃんとか思ったんですけど、
こういうオリジナルの展開は新鮮で良いですよね。
そしてリハクが大量に消費した水の内、
ほんの僅かでも庶民に行き渡っていればタキは死なずに済みましたよね。