
シンジが選ぶのはどっち!? と、これが帯で、

が表紙。
バレてる――――っ!?
ページめくる前からバレてる――――っ!?
はい、そういうわけで一巻が出た頃はモロに少女漫画の棚に陳列され、
そんな異界の地を闊歩など出来ぬ!と漢達を苦しめた少女漫画鋼鉄2も
様々な理解が通じたのか普通の漫画エヴァの隣に並ぶようになり、
そしてついに第一部 完と相成りましたわけで、大変良いお話でございました。
しゃにむに走って買い続けた甲斐がありました。
泣いた。生まれて初めてオレは少女漫画で泣いた。
というか、少女漫画なぞ他に読んだことないわっ!
といった裏事情の主張はさておき、
カヲル君の最期が完全に告白シーンを食ってましたね。
寂しそうに、しかし笑顔で記憶から消えて行くカヲル君。
最後の成長したシンジの涙で泣かない少女が果たしているのでしょうか?
でも、カヲル絡みの複線は消化されないままだったわけで、
何でもカヲルが主人公の第二部 過去編がすでに連載始まってるみたいですね。
ゲンドウやユイが中学生だとかで、そこに変わらないままのカヲル君が絡むとか…
正直、マニアックすぎだろ!
「やぁ、僕を待っててくれたのかい?」とか言いながら
ゲンドウ君とシャワーへ消えるのだろうか…((((;゜Д°)))
恐ろしい… いや、すでにおぞましい。
編集はシンジ、アスカ、レイを切っても
カヲル主人公というだけで成り立つと見てるんだろうから、
少女漫画を購読するベイブ達はカヲル君が大好きなのだろうね? 僕も大好きさ。
昔、エヴァの創作小説を読み漁っていた時期があったのだけれど、
その中の一つにカヲル君が活躍する話があって、見事にホモだったね。
当時、ヤヲイ文化というものを僕は知らなかったから、
それは意味のある行動なのだと思っていたのだけれど、
思い出せば思い出すほど何か違うんだよね。
荒廃した世界で、家出少女のアスカを行き掛かり上シンジがボロ屋で匿って、
シンジはアスカのために食料調達に森へ出るのだけど、
そこで盗賊に囲まれてしまうんだよね。そして彼らは皆ハードゲイだったんだ。
危機に陥ったシンジを颯爽と現れた謎の美少年、
渚カヲルが助けるわけだけれど、彼もホモなんだよね。
一応助かったシンジだけど、結局カヲルにねっとりと唇を奪われてしまうんだ。
酷くねっとりとした描写だったのを今でもよく覚えているよ。
でもそんなカヲル君が、ベイブ達は大好きなのだろう? 僕も大好きさ。
とは言ったものの、漫画鋼鉄2のカヲル君はあまり好きではないね。
PS2のエヴァ2のカヲルも好きじゃない。
戸惑ったり、頬を赤らめるカヲル君は嫌いだ。
彼はいつも超然としていて、手の届かない高貴さを持っていないといけない。
でもベイブ達は、たまにはカヲル君にもはにかんで欲しいのかな?
何はともあれ、少女漫画鋼鉄2がまだ続いてくれて素直に嬉しい。